よく「ブラックリストに掲載されるとお金が借りられない」といいますが、そもそも「ブラックリスト」とは何なのでしょうか。
消費者金融のキャッシングやクレジットカードなどに申し込むと、貸金業者は「信用情報機関」の登録情報を確認します。
信用情報機関とは、貸金業者が融資をする際に役立つ個人情報を登録している機関のことで、「3か月以上延滞」や「延滞の解消」、「債務整理」に「自己破産」などの情報が登録されています。
上記のような金融事故を起こすと、信用情報機関にその事故の情報が登録されます。
これを俗に、「ブラックリストに掲載される」というのです。
ブラックリストに掲載されたら一生借り入れできない?
ブラックリストに掲載されている間、銀行や大手消費者金融ではお金を貸してくれません。
これはそう決まっているわけではなく、それぞれの銀行や大手消費者金融による「自社基準」です。
過去に金融事故を起こした人は、これからも金融事故を起こす可能性が高いという理由で、上記の貸金業者ではお金を貸してくれないのです。
もちろん、ブラックリストへの掲載は一生消えないわけではなく、最長でも10年間で消えてしまいますので、情報が消えれば銀行や大手消費者金融でも問題はありません。
地元密着型の中小消費者金融であれば貸してもらえるかも?
ではブラックリストの人がお金を借りたい場合、もはやヤミ金に行くしかないのでしょうか。
その前に、「地元密着型の金融業者へ行く」という選択肢もあります。
銀行や大手消費者金融がブラックリストを重視しているのは、属性を重視しているから。
つまり、「掲載されている」属性か「掲載されていない」属性か、これを融資の際の基準としているのです。
しかし、地元密着型の金融業者ではその人の属性や過去についてはさほど重視しません。
だからといって、決して「審査が甘い」とか「審査が緩い」といったことでもありませんで、重視をしているのはその人の「現在」なのです。
たとえ、過去に何らかの手違いで3か月以上の延滞があったとしても、今はその延滞も解消しており、しっかりと働いて収入もあるのであれば、地元密着型の金融業者は審査をして融資をしてくれるでしょう。